立川高島屋で行われている与勇輝さんの展覧会に行ってきました。(3月17日まで)パリ・バカラ美術館開催記念展です。うちの両親は京都で行ってきたようです。

本当に日本人の心の琴線に触れる作品たちです。
「第二次世界大戦に向かっていく暗い時代の中で凛とした姿で誇りをもっていた人々・・・終戦後、貧しくても明るくたくましく生きる人々の姿・・・そういうものが自分の原風景」というようなことが記されていました。一人でぼうっと見入っていたのですが、まわりのご婦人方の「私だって着物を着てこんな生活はしていないけど、なんかなつかしいわねぇ」などという会話にうなずきたい気分でした。比較的最近の作品で携帯電話を持ったイマドキの少女たちがいくつかあったのですが、服装も画一的でみなどこか寂しげな印象がしたのは気のせいでしょうか。心に余韻の残る展覧会でした。

やはり布素材の人形で独自の世界を確立されている作家といえば辻村ジュサブローさん。日本橋人形町のジュサブロー館もおすすめです。ジュサブローワールドにどっぷり浸れます。(ご本人がいらっしゃることも)かわいいもの、力強いもの、艶っぽいもの・・・色々あります。
ジュサブローさんが人形制作されたNHK連続人形劇「新八犬伝」は、その映像が初回と中程、最終回しか残っていないそうで(局が残していない)とても残念です。(この3話はDVDで見られます)
他に布素材の創作人形作家で惹かれる方に大島和代さんがいます。パリ在住の方。やわらかそうな布の子供たちに触れたい衝動が高鳴りました。
今月19日、新宿の朝日カルチャーセンターで与勇輝さんと友永詔三さんの対談があります。昨年早々に申し込んで楽しみにしています。定員にまだ空きがあるかわかりませんが、興味のある方は問い合わせてみてください。(対談 創作の世界)

友永さんはNHKの連続人形劇「プリンプリン物語」のお人形たち(全てです!お一人で何十体も木彫りされました。)を担当されていた作家さんです。とても人気があったので覚えていらっしゃる方も多いかと思います。私も幼い頃に見ていて大好きだったのですが、大人になって改めて見て感動しました。少女を主なテーマに作り続けていらした氏の作品と再会したのは2003年国立近代美術館で行われた「今日の人形芸術 想念の造形」という大規模な展覧会でした。(もう人形という枠におさまらない造形作品でしたが。)
子供の頃に好きだったものが今見ても良いと思えるのはとても嬉しいことです。心の中にずっとあったものですから何かしらの影響を受けてきたかな、そうだといいなと思うのです。